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<楽天>アマダー全力 代打で決勝打

8回東北楽天無死満塁、代打アマダーが左翼線に勝ち越しの2点二塁打を放つ。捕手炭谷(川村公俊撮影)

 勝利への思いを乗せた打球が左翼線を破ると、東北楽天ベンチは歓喜に包まれた。2−2の八回、代打アマダーが勝ち越しの2点二塁打。追い付かれた直後の攻撃とあって、寡黙な助っ人は「少なくとも1点をチームのためにと思って打席に入った」。献身の気持ちが生んだ一打だった。
 八回は代わったばかりのシュリッターを小技で揺さぶった。無死一塁から聖沢が捕手前へのバント安打で出塁し、続く今江が三塁側へ打球を転がすセーフティーバントで相手の意表を突いた。すると、シュリッターが打球を捕り損ねて犠打失策となり、労せずして無死満塁の好機を築いた。
 球場を埋め尽くしたファンの期待は最高潮に達する。大声援を受けたアマダーが2球目の内角球を思い切り良く振り抜き、二塁まで135キロの巨体を揺らして全力疾走。代走を告げられベンチに戻ると、仲間からの祝福に笑みがこぼれた。
 八回に決勝打を放ったアマダー、好機を広げた今江は、ともに思うような結果を残せていない。「あまり試合に出ていない中、仕事ができて良かった」と今江が言えば、2軍落ちを経験したアマダーも「自分なりに調整し、結果が出ているのを感じている」と頼もしい。ベンチスタートもある2人が復調すれば、チーム力がさらに底上げされる。(佐々木智也)


2017年07月09日日曜日


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