宮城のニュース

<里浜写景>海風に吹かれて限界に挑む

梅雨の合間の強い日差しの中で、力強く泳ぐ選手たち。仙台港に向かう大型貨物船が間近を航行していた
海風に吹かれ限界への挑戦

 スイム、バイク、ランを合わせて51.5キロ。3時間を超える耐久レースを終えた会津若松市の会社員高橋賢一さん(49)は「最初からずっと、海を肌で感じられました。バイクとランの時も海が見えたし、潮風が心地よかった」。
 宮城県七ケ浜町で今月2日にあった「みやぎ国際トライアスロン仙台ベイ七ケ浜大会」には、10代から70代までの約600人が集まった。
 ことしで23回目という歴史を持つ大会だが、スイム会場の湊浜海浜緑地は、東日本大震災の津波で大きく浸食されてしまった。付近の道路も陥没し、2011年は中止。それでも翌年には開催にこぎ着けた。
 スタート地点の砂浜に一直線に並んだ選手たち。勢いよく砂をけって海に飛び込み、しぶきを上げて泳ぎ始める。自らの限界を突き破る選手たちのカラフルなスイムキャップが、海の上で激しく揺れ動いていた。
文と写真 写真部・佐藤将史

<メモ>「みやぎ国際トライアスロン仙台ベイ七ケ浜大会」は1995年に始まった。最も選手数が多いエイジスタンダードディスタンス部門は、スイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロで競う。東日本大震災後は復興工事の進展に合わせて、コースも一部変えている。


2017年07月09日日曜日


先頭に戻る