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<内陸地震9年>10年ぶり渓流釣りイベント

再開したイベントでイワナを釣り上げる参加者

 2008年の岩手・宮城内陸地震で被害を受けた栗原市花山で9日、山崩れに伴う入山規制などを理由に休止していた渓流釣りイベントが会場を移して10年ぶりに開かれた。朝から多くの愛好家が訪れ、緑豊かな里山で釣り糸を垂らした。
 花山漁協の主催で、入山規制区域から離れた草木川に養殖イワナ約1500匹を放流した。栗原市、仙台圏などから約40人が訪れ、水量や流れを見定めながら川面に糸を流し込んだ。
 22匹を釣り上げた栗原市若柳の教諭石川克行さん(54)は「大満足の釣果」と笑顔。初めてイワナを釣ったという仙台市青葉区の自営業川崎昭夫さん(69)は「魅力的な里山だった。また必ず来る」と話した。
 同漁協はかつて釣り行事を開催していたが、内陸地震で一部が入山規制となった上、東京電力福島第1原発事故の風評被害で釣り客が激減し、休止を余儀なくされた。今回は、高齢化が進む地域を活性化しようと場所を移して再開した。
 千葉勝美組合長は「参加者の笑顔を見られてうれしい。今後も花山の魅力を再発見してもらえるよう、積極的にイベントを企画していきたい」と話した。


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2017年07月10日月曜日


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