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<インバウンド>石巻市がSIMカード無料配布へ

国の復興祈念公園の整備が決まった石巻市

 宮城県石巻市は10日、市内を訪れた訪日外国人旅行者(インバウンド)向けに、海外から持ち込んだ携帯電話で手軽にインターネット接続できるSIMカードの無料配布を来年1月に始めると発表した。インバウンド対策として自治体がSIMを配るのは東北初。SIM挿入者に市内の観光名所やグルメ情報を発信するシステムを構築し、外国人が周遊しやすい環境を整備する。

 市がウェブ開発会社のジェイティップス(東京)とIT会社のイトナブ(石巻市)と連携して企画。プロジェクト名は「ISHINOMAKI TRAVEL SIM」とした。
 通信量や日数に応じて使用期限が決められたプリペイド式のSIMを、JR石巻駅などで外国人旅行者に配る計画。配布枚数は2000〜5000枚を想定している。
 インバウンド向けのプリペイド式SIMは仙台空港やJR仙台駅でも販売されているが、石巻市が導入するSIMは市内の観光情報にアクセスしやすくなるのが特長。市内の穴場スポットのフォトギャラリーや石巻の名産品と交換できるポイント制スタンプラリーなど、SIMを差し込んだ携帯電話で閲覧できるアプリ開発をイトナブが中心となって進めている。
 位置情報やアプリのサービスを使えば、外国人旅行者に人気の観光地や飲食店なども把握できるメリットもある。市はデータを基に今後のインバウンド対策を検討するという。
 亀山紘市長は「インターネット環境がほとんどない牡鹿半島でも、雄大な自然景観を見た後にすぐ会員制交流サイト(SNS)から海外に発信してもらえるようになる。今後も受け入れ態勢を整え、積極的に外国人の誘客を図りたい」と話した。


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2017年07月11日火曜日


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