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<ル・サロン>日本人唯一の受賞射止める

受賞作の「She −KYOKA−」
相馬亮さん

 世界最古の公募展「ル・サロン」の第227回展で、宮城県名取市の尚絅学院大准教授の相馬亮さん(41)の絵画「She −KYOKA−」が銅賞に輝いた。出品作品約2000点のうち、日本人の受賞は唯一。相馬さんは「市民に現代アートに触れてもらいたい」と、受賞作を市に寄贈することにした。

 受賞作は縦1167ミリ、横910ミリで、浴衣姿の女性がモチーフ。後方にカラー写真を貼り付け、中央部は写真の代わりに写実的に描いた絵を少し浮かせて配置した。写真では表現できない空気感を鉛筆画で表現している。
 憂いを帯びたモデルの女性は相馬さんのゼミの元学生。海外の公募展のため、審査員の目に留まるようにと浴衣姿の作品にした。
 今回のル・サロンでは、637作品が入選。2月14〜19日、パリの会場「グラン・パレ」に展示された。展示後にフランス芸術家協会による審査があり、相馬さんの作品はその中で16作品の受賞作に選ばれ、銅賞を射止めた。
 相馬さんは「膨大な作品の中から選ばれ、世界で認められたことは大変うれしい。自分は画家というよりも教育者。頑張っている姿を見せることで教え子たちに奮起してもらえるよう、これからも描き続けたい」と話す。
 「手元に置いておくより多くの人に見てほしい」と、相馬さんは13日、受賞作を名取市に寄贈する。9月22〜24日には市文化会館で、受賞作をお披露目する個展と講演会を開催する。

[ル・サロン]フランスで1667年から続く国際公募展。ルノワールやモネら巨匠もこの展覧会を機に芸術家として成長したとされる。会場の「グラン・パレ」に作品が展示されることは芸術家にとって大変な名誉という。


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2017年07月11日火曜日


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