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<仙台空襲>平和誓い慰霊祭 惨禍の記憶語り継ぐ

戦没者らに献花する慰霊祭参列者

 仙台市は1399人が亡くなった仙台空襲から72年となった10日、空襲の犠牲者や太平洋戦争の戦没者を悼む合同慰霊祭を青葉区の市青年文化センターで開いた。遺族ら約60人が参列し、悲惨な戦争の記憶を語り継ぐことを誓った。
 奥山恵美子市長は式辞で「先の大戦ではかけがえのない多くの命が失われた。終戦直前の仙台空襲で、市中心部は焦土と化した。現在の豊かな暮らしは尊い犠牲の上にある」と述べた。
 硫黄島(東京都)で父親を亡くした県連合遺族会の永沢庄一郎会長(86)=泉区=も追悼の言葉を述べ、「戦争の惨禍を繰り返さないよう、恒久平和の確立が重要な責務だ」と強調した。
 宮城野区の無職津田仁さん(88)は旧陸軍に所属していた兄2人の写真を胸ポケットに入れ、献花に臨んだ。「当時は戦争に行かなければ仕方ないという雰囲気だった。政治の右傾化を心配している」と話した。


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2017年07月11日火曜日


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