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宮城の観光客 震災前水準まで回復

 宮城県が公表した2016年観光統計概要(速報値)によると、同年1〜12月に県内を訪れた観光客は6084万人で、15年より18万人(0.3%)増えた。10年比では99.3%に達し、ほぼ東日本大震災前の水準まで回復した。
 圏域別の入り込み数と宿泊者数は表の通り。15年末に再開した日帰り温泉施設(大河原町)が通年営業したことや、海水浴場の再開などが数字を押し上げた。仙台はみちのくYOSAKOIまつり(仙台市)、SENDAI光のページェント(同)で減少し、前年を割り込んだ。
 入り込み数の10年比を圏域別で見ると、栗原はジオパーク認定などが誘客につながり、77.4%増と好調。仙南も7.4%増で震災前を上回った。一方、沿岸部は石巻24.3%減、気仙沼40.4%減で低迷が続き、回復に差が出ている。
 宿泊者数は922万人で、前年比で7万人(0.8%)減った。15年にあった人気グループのコンサートや旅行割引の反動減が大きな要因。気仙沼は大島大橋の架設や市立病院建設に伴う工事関係者の宿泊数が増加している。
 県観光課の担当者は「本年度は通年型の観光キャンペーンを展開し、誘客を強化する。沿岸部で被災した事業者の再開を支援しながら、観光の回復に取り組みたい」と話した。


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2017年07月12日水曜日


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