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<最低価格落札>業者間に傷害トラブル

 宮城県大崎市発注の測量関連業務の指名競争入札で、応札下限の「最低制限価格」での落札が頻発している問題は、市と定期的に意見交換会を開いていた市内の測量設計業者による研究会のメンバー間のトラブルが背景にあるとみられることが12日、関係者への取材で分かった。業者1人が逮捕されるという傷害容疑事件が、異常な入札の引き金になった可能性がある。

 事件があったのは昨年12月17日。大崎市内の駐車場の軽乗用車の車内で、業者1人が別の業者を殴って頭に軽いけがをさせたとして、今年1月11日に傷害容疑で古川署に逮捕された。殴ったとされる業者は「車内で議論したが殴ってはいない」と容疑を否認し、不起訴処分になった。
 殴られた業者側が「談合に加わらなかったことで殴られた」などと主張したのに対し、逮捕された業者は「(宮城県測量設計業協会)大崎支部の仕事の協力を要請した。談合は関係ない」と双方の主張は食い違っている。
 逮捕された業者は研究会メンバーらによる談合を否定した上で、最低制限価格での落札が頻発する理由について「分からないが、(トラブルで)各業者が仕事を取ろうと防備するようになったと思う」と話した。
 市の本年度の測量関連業務の入札17件中のうち11件が最低制限価格だった。前年度は1件もなく、専門家からは価格漏えいによる官製談合の疑いや特定業者の排除が狙いではないかとの指摘が出ている。


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2017年07月13日木曜日


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