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異文化体験育む友情 米学生、名取北高を訪問

水色のTシャツを着たサンノゼ校生と弁当を一緒に食べながら、文化の違いを語り合う名取北高生

 東日本大震災を機に、名取市の名取北高と米サンフランシスコ日本語補習校サンノゼ校が交流を重ねている。サンノゼ校生が被災地支援のため名取を訪れるうち、同世代の若者と交わろうと昨年から北高に出向き日本の高校生活を体験。互いの文化を紹介し合い、友情を育んでいる。

 サンノゼ校は、サンフランシスコ在住の日本人や日系人の子どもが日本語を習う学校。生徒は平日、現地の高校に通う一方、将来、日米間の懸け橋になる職業に就こうと毎週土曜にサンノゼ校で学んでいる。
 そのサンノゼ校生19人が5、6日に北高を訪問。北高生と折り紙で鶴や手裏剣などを作ったり、一緒に弁当を食べながら文化の違いを語り合ったりして交流を深めた。北高の通常の授業にも出席し、英語や数学などを日本語で学んだ。
 「米国は与えられた問題を生徒が議論するが、日本は先生が多く話すと分かった。始業時に礼をするのは新しい授業が始まる感じがして良かった」と発見を語るのは、サンノゼ校の井戸柚(ゆず)さん(16)。
 北高3年桜井志穏(しおん)さん(17)も刺激を受けたようだ。「井戸さんは授業中に自分の意見をはっきり言っていて、あまりそうしない日本人との違いを感じた」と言う。
 サンノゼ校生は5年前から被災地訪問を続けており、今回も名取市などに義援金を贈呈。こうした活動をきっかけに市内の医師が協力し、両校の交流が始まった。北高は来年以降も、サンノゼ校側の要請があれば交流を続けていくことにしている。


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2017年07月14日金曜日


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