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<保育所幼児死亡>体や衣服に大量の塩分付着

 岩手県盛岡市菜園2丁目の認可外保育所で2015年8月、下坂彩心(あこ)ちゃん=当時(1)=が食塩入りの飲み物を与えられ、塩化ナトリウム中毒で死亡した事件で、彩心ちゃんの体や衣服に大量の塩分が付着していたことが13日、両親の代理人弁護士への取材で分かった。
 弁護士によると、彩心ちゃんを引き取るために父親が保育所を訪れた15年8月17日午後11時ごろの時点で、彩心ちゃんは口から泡を出して唇は赤黒く、目も焦点が定まっていない状態だったという。
 彩心ちゃんのベビー服に加え、襟足や背中、肩から右側の腰にかけて白いものが付着しており、父親がなめてみて塩だと分かった。
 運び込んだ岩手医大病院では、診察した医師がその場で塩化ナトリウム中毒と診断。血液透析を行ったが18日未明に亡くなった。脳はくも膜下出血を起こしており、肺には水が貯留、胃など内臓には多数の傷があって出血していた。
 塩化ナトリウム中毒に詳しい沖縄県立宮古病院の泉谷義人医師によると、食塩を一度に大量摂取すると口が渇いたり、吐いたりする。血液に吸収された成分が体内を巡って脳にもダメージを与え、重度になると意識障害やけいれんを起こして死亡することもある。
 岩手県警は11日、傷害致死容疑で当時保育所を経営していた吉田直子容疑者(33)を逮捕した。弁護士は「吉田容疑者に大量の塩を飲まされて死亡したのは明らかだ」と話している。


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2017年07月14日金曜日


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