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<涼・宮城>壇蜜さん動画に賛否 再生115万回

伊達政宗騎馬像に「むねりん」と寄り添う壇蜜さん。政宗像が顔を赤らめる演出もある

 宮城県や仙台市、JR東日本でつくる仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会(会長・村井嘉浩知事)が制作した「伊達な旅」夏キャンペーンの観光PR動画は公開10日間で、投稿サイト「ユーチューブ」の再生回数が115万回を超えた。人気タレントの壇蜜さん(横手市出身)を起用した県の思惑が当たった格好だが、「表現が不快」との批判も相次いでいる。

 動画は5日に公開された。2分37秒の動画は壇蜜さんが伊達家家臣の子孫「お蜜」に扮(ふん)し、県の観光PRキャラクター「むすび丸」と旅する物語。仙台の街並みや松島、伊達政宗騎馬像などの名所が登場する。
 浴衣姿の壇蜜さんが妖艶な魅力を前面に、「ぷっくりふくらんだず・ん・だ」「肉汁トロットロ、牛のし・た」とずんだ餅や牛タンを紹介。「あっという間にイケちゃう」とコメントし、東京から新幹線で約90分の近さもアピールする。
 観光キャンペーンのテーマは「涼(りょう)・宮城(ぐうじょう)の夏」で、県は本年度、動画制作など関連費用として約2億3700万円を計上した。県観光課の担当者は「避暑地として知られる長野よりも気温が低い宮城の快適さを表現したかった。多くの人に見てほしい」と話す。
 反響が広がる中、会員制交流サイト(SNS)上では「悪趣味」「宮城に行こうと思わない」と嫌悪感を示す投稿も。県には14日までに「性的な表現が不快」などと批判の電話が約40件寄せられた。女性県議らは「公金で制作すべき動画ではない」として、近く配信中止を申し入れる方針だ。
 動画の再生回数は115万回(14日午後5時現在)に達している。動画の最後に伊達政宗役で登場する村井知事は10日の定例記者会見で「可もなく不可もない作品は関心を呼ばない。アクセス数が伸び、狙いは成功している」と述べ、賛否両論を受け止めている。


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2017年07月15日土曜日


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