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<東北大>次期総長に候補者5人推薦

 東北大が、来年3月に任期満了となる里見進総長の後任選びを本格化させている。研究科長や経済人ら学内外の12人でつくる総長選考会議(議長・遠山敦子元文部科学相)には、学内の複数ルートから候補者5人が推薦された。新総長は11月ごろ選出される見通し。
 推薦されたのは、医学系研究科の伊藤貞嘉理事(研究担当)、法学研究科の植木俊哉理事(総務など担当)、大野英男電気通信研究所長兼総長補佐、工学研究科の金井浩副学長(研究力強化など担当)、川島隆太加齢医学研究所長(五十音順)。
 選考会議に候補者を推薦できるのは、研究科長らでつくる教育研究評議会、経済人と学内の役員らでつくる経営協議会、30人以上の教員グループ。このうち教育研究評議会は5月、教員らによる「意向投票」を実施し、候補者を決めた。
 選考会議は独自に書類審査や面接を行い、候補者のビジョンや国際性を基準に1人に絞り込む。最終的に東北大からの申し出に基づき、文科相が任命する。
 新総長の任期は2018年4月から6年間で、再任されない。東北大が22年までの中期目標に掲げる「国際的な頭脳循環拠点への飛躍」「社会の復興・新生の先導」の実現に向け、かじ取りを担う。
 基礎研究などに充てる国からの運営費交付金は16年度で456億円と、04年度に比べ約90億円減額された。大学運営を巡る環境が変化する中、研究活動維持に向けた手腕が問われる。
 総長の選出方式は学内選挙から選考会議に変わって今回で3回目。過去2回は、教育研究評議会の意向投票で最多得票を獲得した候補が新総長に就いている。
 第21代総長の里見氏は12年4月に就任し、東北大総長で初めて国立大学協会長を務めた。


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2017年07月17日月曜日


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