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<高校野球宮城>宮城工、投手戦制す

泉−宮城工 7回表無死一塁、けん制で飛び出した村上(右)をタッチアウトにする宮城工先発の佐藤和

 ▽2回戦(仙台市民)
 泉  000000000=0
宮城工 00000020×=2

 【評】宮城工が投手戦を制した。佐藤和は変化球で要所を締めて6安打完封。七回2死二、三塁から二つの敵失に乗じて先取した2点のリードを守った。泉は自責点0で完投した尾崎を打線が援護できなかった。

◎けん制でチーム救う

 相手の出はなをくじく、2度の見事な送球だった。宮城工の主戦佐藤和は一回、安打を喫した泉の1、2番打者を一塁で立て続けにけん制で刺した。これで勢いに乗って6安打完封。初戦を突破した左腕は勝利の瞬間、マウンドで両手を高く掲げて歓喜に浸った。
 冷静な目でピンチの芽を摘んだ。泉の先頭南生に左前に運ばれた。吉野に初球を投げる直前、南生が大きくリードを取ったのを見逃さなかった。素早く動作を切り替え、一塁へ送球してタッチアウト。内野安打で出塁した吉野も同様に仕留めた。
 「これで走者を許しても落ち着けた」と振り返る。その後は「7割の力で投げた」と制球重視の投球で、八回まで三塁を踏ませない好投を見せた。七回にもけん制で一走を刺した。
 最速は120キロ台中盤。「三振を取れるタイプではない」からこそ、けん制に磨きをかけた。ゆったりとした投球動作で、ぎりぎりまで走者の目やしぐさを見極めて盗塁を狙う雰囲気を感じ取る。精度の高さは冨樫監督が「彼の専売特許」と太鼓判を押すほどだ。
 3回戦の相手は小牛田農林。背番号1は「次も力まず制球重視を貫きたい」。磨き抜いた武器と自信を携え、臆せず挑む。(山本武志)


2017年07月19日水曜日


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