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<岩手リンドウ>「王国」さらなる高みへ5品種

 「リンドウ王国」岩手で、昨年の晩生種「いわて夢のぞみ」に続いて今年は「いわて夢ぎんが」が市場デビューした。来年以降も新たに5品種の生産、出荷を見込んでおり、県は一層の品質向上と収量の安定確保に力を入れる。
 岩手のリンドウ生産量は、年間約5100万本で全国の約6割を占める。八幡平市の「安代りんどう」、西和賀町の「西和賀リンドウ」など各産地が独自にブランド品種の開発を競うことで、県全体のレベルアップにつながっている。
 主にお供え用となるリンドウは、「東京盆」と呼ばれる7月以降、8月のお盆、9月の彼岸と切れ目のない需要期に対応した連続生産が求められる。
 県は開花時期の異なる多様な品種を開発。新たに2018年にはお盆向け3品種、19年には彼岸向け2品種の出荷が始まる。
 一方で栽培の現場は、高齢化や担い手不足が深刻だ。1998年に約1800戸あった生産農家は、2015年に670戸まで減少。生産者が期待するのは、栽培が容易で単価の高い品種の開発だという。
 県農産園芸課は「リンドウは岩手を代表する農産物。需要期の安定出荷と生産者の所得向上を両立できるよう、新品種の開発と普及に努めたい」と強調する。


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2017年07月19日水曜日


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