岩手のニュース

震災犠牲者 データ未入力で身元特定遅れる

 岩手県警は18日、東日本大震災の発生直後に大槌町で見つかった遺体の身元を、大槌町本町、山崎正智さん=当時(85)=と特定したと発表した。震災による行方不明者のDNAデータベースを作成する際に山崎さんに関する情報を登録し忘れ、特定が遅れた。
 山崎さんの遺体は2011年3月16日に発見された。県警は翌月に山崎さんの親族からDNA情報の提供を受け、8月にはデータベースの作成を始めていたが、今年5月に情報が未入力だったことが判明した。
 山崎さんの長男も震災で行方不明になっているため、山崎さんが親族に出した郵便物の切手からDNAを採取。遺体のDNAと一致したことから今月7日に身元を特定した。
 これにより、岩手県内の行方不明者数は1人減って1121人、身元が分からない遺体は56体となった。
 県警捜査1課の佐藤靖弘次長は「データが膨大だったので未入力に気付かなかった。親族に遺骨を渡すのが遅れ申し訳ない。再発防止に努めたい」と話した。


2017年07月19日水曜日


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