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<高校野球宮城>仙台 投手戦制す

仙台−仙台商 6回裏仙台商2死一、二塁、空振り三振で好機を逃し、悔しがる舘沢

 高校野球宮城大会第6日は19日、仙台市民など3球場で2回戦6試合があり、塩釜、黒川、仙台などが3回戦に進んだ。
 塩釜は六回に菊地の2点本塁打で逆転し、岩ケ崎を7−1で下した。黒川は昨夏8強の佐沼を5−4で破った。仙台は主戦佐藤隼の2戦連続完封の力投で、仙台商との投手戦を1−0で制した。
 20、21日は予備日で試合がなく、22日は仙台市民など3球場で16強入りを懸けた3回戦6試合が行われる。


 ▽2回戦(鹿島台中央)

仙 台000000010=1
仙台商000000000=0

 【評】仙台が投手戦を制した。佐藤隼は8奪三振で完封。打線は八回2死一塁で笹口が左中間に決勝の適時二塁打を放った。仙台商は6安打と相手を上回ったものの、好機を生かせず投手陣を援護できなかった。
 

◎4番除く全員バスターに徹す 仙台商奇策通じず

 奇策は通じなかった。仙台商が大会屈指の左腕、仙台の佐藤隼を攻略できず、1点に泣いた。
 一回、1番菅原将がバントの構えからバットを引き、ヒッティング。2番も、3番も。走者の有無は関係ない。4番以外の全打者がバスターに徹した。
 長打を捨てる代わり、空振り三振は避けられるはずだった。目の高さのボールに的を絞り、コンパクトなスイングを貫く。最速144キロの直球と鋭いスライダーに食らい付こうとした。
 ファウルで粘って左腕の体力を削る狙いもあった。「相手に何をしてくるんだろうと思わせれば甘い球も来る」(菅原将)と信じ、ひたすら好機を待った。
 1回戦で18奪三振を記録した佐藤隼の力は、作戦の上を行った。三回2死二塁は菅原将が見逃し三振。六回1死一、二塁は、岡田主将と舘沢が連続空振り三振に倒れた。安打は6で仙台の4を上回ったが、得点圏に走者を置くとギアを上げられ一本が出ない。三振も八つ奪われ、岡田主将は「内角のスライダーが直球と同じに見えた」と脱帽した。
 公式戦初登板の1年佐藤壱、6月に右手首を骨折し本調子ではなかった主戦左腕乙戸が踏ん張っただけに、惜しまれるゼロ行進。岡田主将は「打線が好機で打てず申し訳ない」と、涙をこらえながら語った。(佐藤夏樹)


2017年07月20日木曜日


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