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ジャパンカップ 奥州市のカヌー場に熱視線

全国の競技関係者が注目する奥州いさわカヌー競技場

 岩手県奥州市胆沢区にある「奥州いさわカヌー競技場」で8月5、6の両日、国内外の選手が参加するジャパンカップが初めて開かれる。豊富な水量と高低差の大きい難コースは、競技関係者の間で評判だ。市は、2020年の東京五輪・パラリンピックを視野に「奥州の知名度を上げる好機」と張り切っている。
 競技場は2015年、胆沢川の胆沢ダムから数百メートル下流に完成した。規定のゲートを通過する五輪種目のスラロームと、激流を乗り切るワイルドウオーターの両コースを備える。高低差は国内最高レベルの4メートルを誇り、毎秒18トンの豊富な水量を安定確保できる。
 16年10月のいわて国体以降、競技関係者に評判が広がり、今年はジャパンカップに加え、国内トップ選手が合宿に活用。6月30日〜7月2日には、スロバキアで開かれるジュニアとU−23(23歳以下)の世界選手権(7月18〜23日)の国内最終合宿があった。
 北京大会から3大会連続で五輪に出場し、20年東京五輪を目指す矢沢一輝選手(青森県西目屋村)は合宿にコーチとして同行。「海外の厳しいコースを想定した練習ができる」と話した。
 岩手県カヌー協会の田屋巧理事は「他の国内コースは夏場に水量が減るが、ここはダムが近くにあるため6〜9月も利用できる。ゲートの設置に時間がかからず、選手の負担軽減になる」と利点を強調する。
 市は「大会や合宿の誘致には交通手段や宿泊施設の確保が課題。ジャパンカップの運営ノウハウを今後に生かしたい」(元気戦略室)としており、競技場を核とした活性化策を検討していく。


2017年07月20日木曜日


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