宮城のニュース

被災地から新たな作家を「仙台短編文学賞」創設

 東日本大震災の被災地から新たな作家の発掘と育成を図ろうと、仙台市の出版社の荒蝦夷(あらえみし)、プレスアートと河北新報社でつくる実行委員会は「仙台短編文学賞」を創設した。仙台、宮城、東北と何らかの関連がある短編をジャンル不問で全国から公募する。実行委が20日、宮城県庁で記者会見し募集要項を発表した。

 実行委代表を務める土方正志・荒蝦夷代表(54)は「テーマを震災に限定するつもりはないが、結果的に震災をどう理解するかヒントになるような作品が集まってくれればいい」と語った。
 初回の選考委員は仙台市出身・在住の作家佐伯一麦さん。第2回以降も毎回異なる1人の東北在住の作家が担う。
 対象は日本語で書かれた未発表の自作小説。400字詰め原稿用紙25〜35枚程度。募集期間は8月1日〜12月15日。選考結果の発表は2018年3月の予定。
 大賞受賞作はプレスアートの隔月刊誌「Kappo」と河北新報、集英社の月刊誌「小説すばる」に掲載されるほか、副賞として賞金10万円を贈る。
 賞創設について実行委事務局の川元茂プレスアート取締役編集部部長(50)は「新しい文学の言葉を持った方々に表現の枠組みを与えるのは地域の活字メディアの使命だ」と強調した。
 応募方法などの問い合わせ先はプレスアート内の実行委事務局022(266)0912。


2017年07月21日金曜日


先頭に戻る