宮城のニュース

<リボーンアート>美音食 多彩に被災地再生

荻浜に設置された彫刻家名和晃平氏の作品「White Deer」

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の牡鹿半島を主な舞台とするアートと音楽、食の総合祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)2017」が22日、開幕する。期間は9月10日までの51日間。芸術・文化を融合させたイベントを各地で開き、被災地再生につなげる。

 石巻市街地中心部とその周辺、牡鹿半島中部、牡鹿半島先端・鮎川の4エリアで、国内外のアーティスト39組の作品を展示する。このうち牡鹿半島先端・鮎川エリアで、文化勲章受章者の前衛芸術家、草間弥生氏の作品を設置する。
 牡鹿半島への交通手段は基本的に路線バスを利用し、市街地中心部エリアを除く3エリアで展示会場を循環バスが巡る。期間中の来場者は約20万人を見込む。
 牡鹿半島中部の荻浜に拠点施設「牡鹿ビレッジ」を設け、浜の女性たちが食堂「はまさいさい」を開店して郷土料理などを提供する。全国からのシェフ31人が腕を振るうレストランもオープンする。
 28〜30日には宮城県川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園で大規模な音楽祭を開く。総合祭の実行委員長で音楽プロデューサーの小林武史さん(新庄市出身)、ミスターチルドレンの桜井和寿さんを中心とした「Bank Band」など27組が出演する。RAF期間中は石巻市や東松島市、女川町、塩釜市、松島町でも音楽イベントがある。
 実行委の松村豪太事務局長(43)は「地域住民と共におもてなしの態勢を整え、石巻の魅力を伝える51日間にしたい」と意気込む。
 総合祭は実行委と一般社団法人APバンク(東京)が主催し、宮城県や河北新報社などが共催する。


2017年07月21日金曜日


先頭に戻る