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熊本の工芸家を支援 東北工大が展示販売

阿蘇山麓の山野草などをモチーフにした陶磁器などが並ぶ展示販売会

 熊本、宮城両県の工芸品を展示、販売する「熊本の工芸支援展及(およ)び宮城の工芸展」が21日、仙台市青葉区の東北工大一番町ロビーで始まった。主催者の東北工大が熊本地震で被災し販路を失った工芸家に作品披露の場を提供して支援する。

 熊本県伝統工芸館との共催。同県西原村、南阿蘇村、熊本市などの工芸家が手掛けた陶磁器、木工芸、郷土玩具など約150点を展示販売している。仙台箪笥(たんす)、雄勝硯(すずり)などの宮城の工芸品も約100点並べた。
 西原村の陶芸家宇高弘子さん(70)は地震で工房を失った。近くの橋が壊れ、道路はいまだ復旧していない。グループ化補助金などを使い工房は復旧したが、訪れる人はいなくなった。
 会場を訪れた宇高さんは「工房に直接買いに来るお得意さまが主だったが、今はゼロ。同じく被災した東北の皆さんと一緒に頑張りたい」と話した。
 21日は工芸館の伊藤英典事務局長が「熊本地震から1年」と題し講演した。
 工芸館は東日本大震災時、東北工大や宮城県内の工芸家の作品を熊本で展示販売して支援した縁で、同大と2014年、連携協定を締結。熊本地震後は仙台市で熊本支援の工芸展を開くなど連携を深めている。
 一番町ロビーでの開催は26日まで。時間は午前10時〜午後7時(最終日は午後6時)。28日〜8月30日は太白区秋保町の「秋保 木の家」で開く。午前10時半〜午後4時。連絡先は一番町ロビー022(723)0538、木の家022(397)2714。


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2017年07月22日土曜日


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