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<重文指定>津軽塗 4技法で多様な表現

技術者が分業で制作する津軽塗のおわんや八角五段重箱

 青森県弘前市を中心とする津軽地方に伝承される漆器制作技術「津軽塗」は17世紀後半、弘前藩主津軽信政が若狭国から技術者を招き、発展した。木地と漆芸の工程に分かれ、専門の技術者が分業で取り組んでいる。
 漆を重ね塗りし、研ぐ作業を繰り返す「唐塗」や菜種をまいて模様を付ける「ななこ塗」などの4技法を組み合わせることで、多様な表現が可能となる。
 ピーク時の1984年の生産額は約20億円だったが、2015年には約2億3000万円まで減少。市は生産額の回復を目指し、ヨーロッパのデザイン市に出展するなど、海外への発信に力を入れている。
 保持団体として津軽塗技術保存会(弘前市)が認定。岩谷武治会長(81)は「若い人が興味を持ち、後継者として手を挙げてほしい。職人も新しい製品を作るなど、頑張らなくてはいけない」と話した。


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2017年07月22日土曜日


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