宮城のニュース

<リボーンアート開幕>響きあう芸術・歌・味

大鍋料理や音楽のコラボレーションで盛り上がったオープニングイベント

 アートと音楽、食を通し、東日本大震災の被災地再生を願う総合祭「リボーンアート・フェスティバル2017」が開幕した22日、舞台となる石巻市中心部や牡鹿半島は大勢の来場者でにぎわった。51日間にわたる初の大型イベント。来場者は復興途上の海沿いの景色や芸術作品を見ながら、震災から6年4カ月余りの歳月に思いをはせた。
 会場は石巻市中心部とその周辺、牡鹿半島中部、牡鹿半島先端・鮎川の4エリア。中部エリアの拠点施設「牡鹿ビレッジ」では、浜の女性らが郷土料理を提供する食堂「はまさいさい」と全国の有名シェフが腕を振るうレストランがオープンし、来場者が鹿肉を使った料理など石巻の食文化を堪能した。
 同市桃浦の荻浜小(休校中)ではオープニングイベントを実施。大鍋でパエリアを作るパフォーマンスが披露され、パスタ生地にホヤや鹿肉などを挟むラビオリづくりに挑戦するワークショップも開かれた。
 校庭では実行委員長で音楽プロデューサーの小林武史さん(新庄市出身)のピアノに合わせ、歌手のSalyu(サリュ)さんが「浜辺の歌」を歌い、山と海に囲まれた会場に透き通った歌声が響き渡った。
 荻浜小卒業生で石巻市蛇田の主婦萩谷静香さん(32)は「地元に、こんなに人が集まってくれてびっくりした。演奏は小学校の雰囲気に合っていて良かった」と満喫していた。
 22日午前は石巻市役所でオープニングセレモニーがあり、小林さんは「震災で多くのものを失った場所に吸い寄せられ、何かを模索してきた。来て良かったと思ってもらえる総合祭にしたい」と語った。


2017年07月23日日曜日


先頭に戻る