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<ほっとタイム>中学生優しいお手柄

感謝状を手にする太田さん。右は母優子さん

◎道に迷った認知症女性救う

 道に迷った認知症の女性(91)を安心させようと、小遣いでジュースを買って飲ませ、暗がりの中、手を引いて自宅を探し歩く。警察官でも市職員でもない、中学生のそんな善行がおばあちゃんを救った。
 岩沼市岩沼中1年の太田和樹さん(12)。6月22日午後8時半ごろ、同市吹上1丁目の市道を帰宅途中、女性から「家に帰れなくなった」と話し掛けられた。認知症とはよく分からなかったが、女性の身を案じて手を差し伸べた。
 女性の言うがまま「家」に送ったが、そこは別人の自宅。家人が岩沼署に通報してくれたおかげで、駆け付けた署員が女性の本当の家を見つけ出し、女性は無事に帰宅した。
 「今後も、その優しい気持ちを持ち続けて」と横山郁雄署長から感謝状を贈られた太田さん。老老介護など認知症にはとかく暗い話題が多いが、「同じ場面に遭遇したら、また助ける」ときっぱり応じた若者を前に、署長室は明るい空気に包まれた。(岩沼支局・桜田賢一)


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2017年07月23日日曜日


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