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<高校野球宮城>柴田 延長13回サヨナラ

柴田−利府 延長13回裏無死一塁、マウンドの佐藤由の元に駆け寄る捕手の二瓶

 ▽3回戦
利 府0000032100000 =6
柴 田0310100010001x=7
(延長十三回)

 【評】柴田が延長十三回にサヨナラ勝ち。5−6の九回に佐藤のスクイズで追い付き、十三回は無死満塁から西岡の内野安打で勝負を決めた。利府は0−5の劣勢から終盤に逆転したが、最後は力尽きた。

<途中出場の西岡、雪辱の一打>
 3時間を超える熱戦に決着をつけたのは、途中出場した柴田の西岡のバットだった。延長十三回無死満塁で打席へ。「どんな形でもいいから打ってやろう」。内角の直球に詰まらされたものの、三遊間に運んで内野安打に。「当たりは悪かったが、好機で決めることができて良かった」と胸をなで下ろしていた。
 春の県大会以降調子を落としていた。この日も九回に代打出場して2打席連続凡退。「1桁の背番号に応えたい」と思いのこもった一打だった。
 公立の強豪校同士、互いに強いライバル意識を持つ。昨年の大会は準々決勝で対戦して柴田が敗れている。西岡は「雪辱を果たせた。この勢いで次の試合も勝つ」と意気込んだ。

◎昨年準V利府敗退/主戦佐藤由 意地の投球

 同点の延長十三回、無死満塁の絶体絶命のピンチ。主戦の佐藤由が投じた97球目の直球は、遊撃への内野安打となり、昨年の準優勝校、利府の3回戦敗退が決まった。「全力で投げたので悔いはない。だけど終わった気がしない」。言葉を振り絞った。
 昨年の準々決勝で下した柴田が相手。「後から行くぞ」と田野監督に言われ、仲間にマウンドを託したが、五回途中まで0−5と苦戦が続く。この回の無死一塁でマウンドに上がると無失点で切り抜け、次の回は自らのバットで2点目の適時打を放った。
 「自分が抑えたり打ったりすれば、流れは変わる」。その言葉通り、チームは一気に逆転した。
 しかし、春先に痛めた肩は万全ではない。九回に同点とされると、十三回は四球でピンチを広げ、最後は力尽きた。「本当はもう少し遅く投入したかったが…。ああいう展開なら代えられない」。田野監督は力投したエースにわびた。
 ワンサイドで負けそうな試合を延長に持ち込む役割は果たした。「2枚エースだった昨年の3年生と比較されるプレッシャーは正直あった」と背番号1は語り、重圧から少し解き放たれた表情を見せた。
(野仲敏勝)


2017年07月24日月曜日


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