岩手のニュース

被災の防災センター跡地 追悼施設の概要説明

 岩手県釜石市は23日、東日本大震災の津波で大勢の住民が犠牲になった市鵜住居(うのすまい)地区防災センター跡地に整備する「祈りのパーク」の計画概要について、センターの犠牲者遺族らを対象に説明会を開いた。
 市は、センターの被災者遺族連絡会に所属し市が住所を把握する115世帯に案内を送付したが、出席した遺族は2人にとどまった。担当者がパークの目的やデザイン、犠牲者の芳名板設置などを説明した。
 パークは、全市的な追悼施設との位置付け。市はセンター跡地であることを示すモニュメントを設ける方針だが、連絡会が要望する推計162人に上るセンターでの犠牲者の慰霊碑建立に関しては今後検討する。
 出席者の男性遺族は「センターで何人が亡くなったのかを後世に伝えなければいけない。芳名板で名前を残すだけではなく、犠牲者数が分かるようにしてほしい」と訴えた。
 野田武則市長は「(モニュメントには)たくさんの人が亡くなったことを残さなければいけない。パークを造る原点でもある。犠牲者数が推計であることから、記載する数字に関して検討していく」と約束した。


2017年07月24日月曜日


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