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<高校野球宮城>仙台投打に圧倒

仙台−宮城農 4回裏仙台2死一塁、佐藤隼が右越えに2点本塁打を放ち3−0とする。捕手草苅

 ▽3回戦(石巻市民)

宮城農0000000=0
仙 台0102103x=7
(七回コールドゲーム)

 【評】仙台は佐藤隼の投打にわたる活躍で快勝。投げては13奪三振、3安打で7回零封。打っては二回に先制の犠飛、四回2死から中押しの2点本塁打、七回に中前適時打で計4打点。宮城農は打ちあぐねた。

<宮城農、打線が沈黙>
 宮城農が3回戦で涙をのんだ。仙台・佐藤隼を前に打線が沈黙。無安打に終わった主砲の名川は「4番の責任を果たせなかったのが、ただただ悔しい」とうつむいた。
 0−1の四回2死一塁で回ってきた2打席目、何とかつなごうとバットを短く持ち替えて単打を狙ったが遊ゴロに。気迫のヘッドスライディングもわずかに間に合わなかった。
 赤井沢監督が認める「努力の人」だ。誰よりも遅くまでグラウンドに残り、何時間も素振りを続けた。「あの時打線がつながっていたら…」。雨の中、肩を落として球場を後にした。


◎大会注目左腕の佐藤隼/集中力で13K4打点

 大会注目の左腕、仙台の佐藤隼がこの日はバットで魅了した。先制の犠飛、中押しの一発、試合を決める適時打で4打点。雨のスタンドを大いに沸かせる活躍だった。
 四回の本塁打は人生初の一発。真ん中高めの直球を捉えると「打った瞬間に入ったと思った」という完璧な当たりだった。
 8番の打順が示すように打撃は期待されていない。腰への負担を減らすため、普段から打撃練習も控えめだ。まさかの一発に球の勢いも増す。投げては七回を零封して13奪三振。ぬかるんだマウンドでも無四球にまとめ、制球の良さが際立っていた。
 七回表終了後に雨が強まって試合は中断。2時間40分にわたって待機を強いられた。
 「こんなに長い中断は初めて」。投手にとって嫌な時間のはずだが、普段通り淡々としていた。ベンチ裏で母親お手製の弁当を食べたり、体を冷やさないように控室を軽く走ったり。「最後まで集中力を切らさないようにしました」。再開後は自分のバットで7点目を挙げ、試合を決めた。
 「またお前かというくらい目立つ場面で活躍してくれた」と笑ったのは石垣監督。3戦連続零封の快投に「一戦ずつ調子を上げている。どんな状況でも重圧を乗り越える強さが出てきた」。大黒柱の成長を感じていた。(今愛理香)


2017年07月25日火曜日


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