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<E番アナの応援席>ベテランと新人/相乗効果で投手に厚み

菅生翔平アナウンサー

 壮絶な首位争いをしている東北楽天。勝負の夏、7週連続6連戦という過酷な日程を乗り切るために必要なのは、投手陣の総合力。先発の枚数も含め、勝ちパターンの投手が登板過多にならないように、中継ぎ陣の層の厚みも重要です。
 今季序盤にリリーフとして活躍したルーキーたちが、2軍での調整を経て1軍に戻ってきました。新人で最初に勝利投手となった高梨雄平投手は「打たれたくなくて際どいところを狙い、腕が振れなくなっていた」と、精神面で苦しんだ頃を振り返ります。小山伸一郎2軍投手コーチから「打たれるのは誰でも通る道だから」と声を掛けられ、腕を思い切り振ることができるようになったそうです。
 菅原秀投手はフォームを微調整してきました。平石洋介2軍監督に「2軍に染まるな」と言われ、2軍の試合でも今の自分の投球が1軍の打者に通用するかどうか、自分に問い掛けながら調整を続けてきたとのこと。2人とも再昇格後には、素晴らしい投球を見せてくれています。2軍首脳陣の言葉を胸に、一皮むけて戻ってきたようです。
 森原康平投手の再昇格も1軍首脳陣は心待ちにしていることでしょう。一方で、心中穏やかでないのがベテラン陣です。金刃憲人投手は今月8日に1軍に初登録されました。「けがで投げられないもどかしい気持ちは当然あったし、まして新人がいいピッチングをしている。1年目ばかりにやられてたまるかと。そう思っているのは僕だけじゃないはず。いろいろ感じるものがあった中で、ようやく1軍に来られた」と悔しさをあらわにしていました。
 緊張感のある試合が続く中では当然、ベテランの経験も重要になってきます。意地を見せたいベテランと勢いのある新人、それぞれが任された役割を果たすことによる相乗効果で、7週続く6連戦を乗り切ってほしいです。(東北放送アナウンサー)


2017年07月25日火曜日


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