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<高校野球宮城>兄弟で監督、選手 夏終わる

試合が終わり、握手で健闘をねぎらった兄の小野大輔監督(左)と広大選手

 監督と遊撃手。兄弟で臨んだ夏が終わった。
 6点をリードされて迎えた仙台高専名取九回の攻撃。打席に向かう小野広大(18)に、兄は一言だけ声を掛けた。
 「思い切り振ってこい」
 その言葉通り、外のカーブを捉えて中前へ。チーム2本目の安打としたが、後が続かず試合終了。4回戦進出はならなかった。
 監督の大輔(21)は仙台高専の専攻科2年生。仙台高専名取でプレーしていた頃は黒星ばかり。「指導者として勝つ野球をしたかった」。専攻科に進んだ昨春から、学業の合間を縫って指導を続けてきた。
 弟の広大は2年生になった時に兄が監督になり「正直やりづらかった」。チームメートが「大輔さん」と呼ぶのがどうしても慣れない。「みんなに聞こえないところでは『お兄ちゃん』と呼んでました」
 弟は部活を引退。兄も就職のため今年秋で監督を退く。今後もそれぞれの道で野球に携わっていくという。(今愛理香)


2017年07月26日水曜日


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