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<山形県産種牛>霜降り値全国最高 「幸花久」デビュー

全国最高の霜降り値を記録した種雄牛「幸花久」(山形県提供)

 山形県は8月、県独自の種雄牛「幸花久(ゆきはなひさ)」の精液提供を始める。種付けした子牛は霜降りのきめ細かさやロースの量に優れ、検定成績は全国トップレベル。県は「山形牛」のブランド力の向上につながると期待する。

 県によると、昨年検定を受けた幸花久の子牛14頭の霜降り値の平均は全国最高の9.3。ロースが取れる量を示すロース芯面積は68.7センチで、上物率(4.5等級以上の比率)も92.9%に上るなど県産種雄牛で歴代最高を記録した。
 幸花久は2012年7月に最上町で誕生した。父は霜降り値が高い但馬系の「安福久」(栃木県)で、母は肉量が多い気高系の「ゆきはな」(青森県)。12年に山形県が買い取り、県畜産試験場で飼育している。
 県内では気高系の種雄牛「平忠勝」「満開1」の種付けが盛んで、繁殖雌牛の4割が気高系で占められる。但馬系の幸花久と交配することで、良質な枝肉を豊富に持つ黒毛和牛の生産が可能になるという。
 県内は「米沢牛」などブランド和牛の肥育が盛んだが、肥育用素牛の約8割を他県に依存している。県畜産振興課は「幸花久の加入で県内の子牛繁殖を活性化させたい。山形生まれ、山形育ちの黒毛和牛を増やし、ブランド力向上を図る」と話す。


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2017年07月26日水曜日


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