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<石巻川開き祭り>元気な湊の姿、氏子ら70人みこし担いで訴え 31日開幕

石巻川開き祭り本番に向けてみこしを担ぐ氏子たち

 東日本大震災で被災した石巻市湊の一皇子宮(いちおうじのみや)神社の氏子たちが、31日開幕する石巻川開き祭りでみこしを担ぎ市街地を練り歩く。神社のみこし巡行は震災の影響で中止したが、2015年に地域の再興を願って復活。今回は大勢の市民が集まる祭り会場でみこし担ぎの勇姿を示し、復興に向かう湊地区の思いをアピールする。
 一皇子宮神社のみこしが登場するのは31日午後1時半。石巻市中心部の石巻小から立町大通り商店街まで約800メートルの川開き祭りの会場を、氏子とボランティアの約70人がみこしを担ぐ。

 23日は神社の境内で本番に向けた練習があり、氏子約30人が集まった。黒色のはっぴ姿でみこしを上下に揺らしながら、「せいやー、おりゃー」と威勢よく掛け声を上げた。
 みこし巡行は毎年4月20日の例祭で湊地区の個人宅や企業を回る伝統行事。境内に屋台が並ぶ前夜祭も含めて地域の一大イベントだったが、震災で大きな被害を受け、氏子たちも被災して祭りどころではなくなった。
 神社は社務所が床上浸水したり、本殿の屋根が壊れるなどの被害が出た。それでも本殿の中にあったみこしは無事で、13年にみこしを境内に出して神事をする程度の簡略化した形で例祭を再開。15年から地元に残った住民と転居した氏子が協力し、湊地区を回るみこし巡行を復活させた。
 みこしを担ぐ氏子有志の会「一皇会」の代表阿部文雄さん(50)=石巻市新栄町=は「湊地区は住民が減り、小学校も1校閉校になった。再開したみこし巡行を川開き祭りで披露し、『湊はまだまだ元気だ』という姿を見せたい」と意気込む。


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2017年07月27日木曜日


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