宮城のニュース

<みやぎ総文祭2017>美術・工芸 県内唯一の美術科 3年生2人「感性」形に

作業道具が並ぶ彫刻室で卒業制作に取り組む田中さん(左)と林さん

 「文化部のインターハイ」と呼ばれる第41回全国高校総合文化祭(みやぎ総文2017)が31日から5日間、宮城県内10市町を会場に開かれる。全国の高校生延べ2万人が来県し、美術や書道、合唱など23部門で成果を披露し合う。みやぎ総文の本番に向け、練習や開催準備に励む県内の高校生を紹介する。

◎参加校紹介(8)宮城野高

 県内公立高で唯一の美術科を持つ宮城野高。チェーンソーやのみの音が響く放課後の彫刻室で、生徒が黙々と卒業制作に励む。第41回全国高校総合文化祭(みやぎ総文2017)の美術・工芸部門には、3年生2人の力作が出品される。
 林和雄さん(17)=仙台市太白区=は自身の上半身を原寸でかたどった塑像を制作した。筋肉の質感を表現するため、型となる粘土を作り、削る作業を何度も繰り返した。水に溶かした石こうを均等に塗る作業にも神経を使った。
 滋賀、広島の過去2大会を視察し、レベルの高さを感じている。「スランプだった自分を変えようと気持ちを込めた作品。目標だった総文祭に出すことができてうれしい」と喜ぶ。
 木彫りのリンゴを四つ並べ、かじられて形が変わる過程を表現したのは田中理菜さん(17)=塩釜市=。ユニークな発想で時の流れを表した。「高校生活で感じた時間の大切さをテーマにした。レベルの高い大会なので自信になる」と笑顔を見せた。
 会場では、全国から集まる高校生のギャラリートークもある。共に芸術を志す同世代が意見交換で刺激し合い、若い感性を磨く。

<美術・工芸>31日〜8月4日、全国331校の生徒による絵画、彫刻、デザインなどの作品約400点を県美術館に展示。県内からは第69回県高校美術展優秀賞の46点から10点を出品。約430人の高校生が参加し、七夕飾りの共同制作などにも取り組む。


関連ページ: 宮城 社会

2017年07月13日木曜日


先頭に戻る