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<みやぎ総文祭2017>自然科学 十八鳴浜の変化を探る 歴代の部員が研究

十八鳴浜の砂を調べる清水さん(右)と菊川さん

 「文化部のインターハイ」と呼ばれる第41回全国高校総合文化祭(みやぎ総文2017)が31日から5日間、宮城県内10市町を会場に開かれる。全国の高校生延べ2万人が来県し、美術や書道、合唱など23部門で成果を披露し合う。みやぎ総文の本番に向け、練習や開催準備に励む県内の高校生を紹介する。

◎参加校紹介(15)気仙沼高

 地学部門で発表するテーマに気仙沼市の離島・大島にある砂浜を選んだ。国の天然記念物に指定されている十八鳴浜(くぐなりはま)。波の高低で砂がさらわれ消えたり戻ったりする仕組みを説明する。
 発表者の1人である3年清水雄大さん(17)は「気仙沼にいるからこそできる研究。開催県の高校らしい地元の話題を全国に発信したい」と力を込める。
 2016年2月から追い続けてきた研究テーマ。地域紙に載った砂浜が消えた写真を見たことが取り組みのきっかけとなった。台風や高波の直後に砂浜が無くなる現場を確認し、波浪計の数値と照合。5メートル超の波が押し寄せ続けると浜が消え、岩場が露出することが分かった。
 十八鳴浜は、歴代の部員が研究してきたテーマでもある。普段から砂を採取し粒度を調べるなどして環境の変化を調べ続けている。同校と統合した旧鼎が浦高の地学クラブが1967年に砂浜を調べた研究リポートも残されている。
 地学担当の3年生にとっては最後の晴れ舞台。清水さんと一緒に発表役を務める3年の菊川健人さん(17)は「全国から集まる人たちに美しい十八鳴浜の存在を知ってもらう機会にもなる」と意気込む。

<自然科学>物理、化学、生物、地学の4分野で、各校が12分の持ち時間内で研究内容を発表する。研究内容をまとめたパネルを審査する部門もある。8月2〜4日に石巻専修大であり、県内からは気仙沼高をはじめ仙台三高、仙台西高など計8校が参加する。


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2017年07月21日金曜日


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