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<高校野球宮城>石巻工、サヨナラ勝ち 仙台二、勝利目前でミスに泣く

仙台二−石巻工 9回裏石巻工2死二塁、植木の中前打で阿部太(左)が生還してサヨナラ勝ち=2017年7月26日、石巻市民球場

 ▽4回戦(石巻市民)

仙台二100000200=3
石巻工002000002x=4

 【評】石巻工がサヨナラ勝ち。2−3の九回、2死一塁から敵失で追い付くと、植木の中前打で二走が帰って試合を決めた。仙台二は10安打を放って勝利目前だったがミスに泣いた。

◎9回2死から「奇跡の勝利」

 「野球はツーアウトから」。そんな決まり文句を思い起こさせる逆転劇だった。
 石巻工は八回までわずか1安打。1点を追う九回も簡単に2死を奪われた。5番戸島が、好投を続ける酒井から四球を選んだところからドラマが始まった。
 6番阿部太の当たりはボテボテの内野ゴロ。これが敵失を誘う。打球がファウルグラウンドを転々とする間に戸島が生還して同点。次の植木はこの日、3打席凡退といいところはない。
 「何としても打たないと」と植木。「膝元は捨てろ」という利根川監督の指示にも力が入って思わず体が動いてしまう。あっという間に追い込まれて迎えた4球目も低め。しかし、この時だけは体がうまく反応した。「想像以上の当たり」(植木)という打球が中前へ。サヨナラ打となった。
 打線は湿り、守りも4失策。「内容だけ見れば完全に負け試合」と利根川監督。「それでもチームが諦めなかった。奇跡ってあるんですね」。この勢いに乗り、準々決勝で昨年の覇者東北に挑む。
(今愛理香)

<仙台二・酒井投手(2年生主戦、2安打の好投)>
 「ピンチを迎えた時の球種を慎重に考えるべきだった。緊張感漂う試合で投げられたのは自分にとっても大きな財産。来年は8強以上を狙う」


2017年07月27日木曜日


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