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<高校野球宮城>仙台三、打ち勝つ 第5シードの柴田下す

柴田−仙台三 5回裏仙台三1死満塁、勝ち越しの押し出し四球を与え、がっくり肩を落とす柴田・岩佐(中央)と捕手伊丹(左)。右は三走小山=2017年7月26日、仙台市民球場

 ▽4回戦(仙台市民)

柴 田210000020=5
仙台三30002300×=8

 【評】仙台三が打ち勝った。3−3の五回1死満塁、本明の押し出し四球と広瀬の中犠飛で2点を勝ち越し、六回にも岩渕の左中間適時二塁打などで3点を加え試合を決めた。柴田は八回に3点差まで追い上げたが、力尽きた。

◎柴田 冷静さ欠き押し出し四球

 同点の五回1死満塁フルカウント。柴田主戦の岩佐が仙台三・本明に投じた直球は低めへ外れた。「狙い過ぎてしまった」。両軍合わせて22安打の派手な打ち合い。3−3の均衡を破ったのは意外にも押し出し四球だった。
 伏線は1ボールからの2球目にあった。本明がスクイズを狙ってファウルになる。リードした主将の伊丹は「またスクイズが来るかもしれない」。脳裏には残像があった。
 満塁のスクイズはフォースプレーとなるので、常識的には仕掛けにくい。しかし、序盤から仙台三がヒットエンドランなど足で揺さぶりをかけてきたことで「割り切ったリードができなかった。相手の策にはまった感じ」と伊丹。走者を背負っても淡々と打ち取る投球が身上の岩佐も「冷静になれなかった」。
 相手にかき回されての敗戦に、伊丹は「まだ試合ができるんじゃないかと思ってしまい、戸惑っている」、岩佐は「実感が湧かない」と漏らした。シード校のバッテリーは最後まで冷静さを取り戻せずにいた。(剣持雄治)

<仙台三、シード校下す>
 仙台三が第5シードの柴田に快勝した。好投手の先発岩佐を12安打8点と攻略し、六回限りで降板させた。2安打2打点と活躍した広瀬は「良い投手と聞いていたので、しっかり準備して臨んだ」と振り返った。
 25日の3回戦は塩釜に2−1の辛勝。選手たちは試合後に学校で素振りやティー打撃で4時間ほど汗を流した。広瀬は「迷いなく振ることができた」と語る。
 2年ぶりの8強入りを飾り、準々決勝でプロ注目の左腕佐藤隼を擁する仙台と対する。「楽しみ。次も全力スイングを続けたい」と広瀬。勢いを取り戻した打線で真っ向勝負を挑む。


2017年07月27日木曜日


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