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<伊達茶>味きりり 北限の茶葉で新ブランド 豪華寝台列車でも提供

伊達茶のおいしい飲み方を紹介する矢部社長=塩釜神社の講堂

 矢部園茶舗(宮城県塩釜市)は27日、茶葉生産の北限とされる宮城県石巻市桃生町産の茶葉を使った新ブランド「伊達茶」を披露した。煎茶と玄米茶、手摘み煎茶の3種類で8月5日に発売する。玄米茶はJR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」に納品している。
 茶葉は石巻市桃生町にある鹿島茶園の佐々木浩さん(53)が生産。年間5トンしか収穫できない希少な茶葉だという。玄米茶に使うあられは、東松島市の生産組合代表木村正明さん(41)が栽培したコメ「かぐや姫」を使った。
 5月下旬に新茶を収穫し、矢部園が試行錯誤しながら仕上げた。矢部亨社長(49)は「こくとうまみがあり、しつこくない」と特長を紹介する。
 これまで「桃生茶」として販売してきたが、全国にPRするため、茶栽培を奨励したと伝わる初代仙台藩主伊達政宗にちなんで「伊達」の名を付けた。茶葉の柔らかい部分を手で摘んだり、仕上げの工程をより丁寧に進めるなどして品質を高めたという。
 四季島の乗客へは、急須に茶葉と氷を入れてかき混ぜ、リキュールグラスに注いで提供するなど、日本茶の新しい楽しみ方を提案している。
 矢部社長は「生産者の思いを込めて発信し、全国の人たちを振り向かせたい」と意欲を語った。


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2017年07月28日金曜日


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