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<高校野球宮城>東北 2死から適時打 9回決勝点

 【評】東北が接戦を制した。九回2死二塁、植木、伊藤の連続適時打で勝ち越しに成功。古川原と葛岡の継投で石巻工打線を1点に抑えた。石巻工は主戦森が143球を投げて完投したが、あと一歩及ばなかった。

 ▽準々決勝(仙台市民)
東 北010000002=3
石巻工000100000=1

<強気の走塁、勝利呼び込む>
 東北は強気の走塁が九回の勝ち越し劇を呼んだ。2死一塁で打席に植木。長距離砲だけに走りづらいところだが、一走千葉は6球目にスタートを切った。二進した直後の7球目、植木が中前にはじき返して待望の1点を奪った。
 その前には千葉の遊ゴロで二走野田が三塁で憤死している。この日、五つ目の走塁死だったが、千葉はひるまず盗塁を決めた。今年のチームテーマは「一つでも前に走塁すること」。千葉は「次も積極的に走って勝つ」と意気込んだ。

<石巻工の大黒柱、森が力尽きる>
 主戦で4番、そして主将。石巻工の大黒柱として同校12年ぶりの8強入りに導いた森が力尽きた。東北に八回まで1失点の好投も、九回に連打で決勝点を奪われた。「あそこで抑えるのがエース。情けない」。悔し涙が止まらなかった。
 同点の九回2死二塁。強打者の植木に2−2からの7球目、「コースを外す」「三振を取りたい」。自分の中で思いが交錯した。外角低めを狙った直球が浮き、中前へうまく運ばれて勝ち越しを許す。「自分のミス。頭(の中)が真っ白になった」。続く伊藤にも適時打を浴びた。
 前日の4回戦は仙台二に135球の完投。連投にも「疲れはあったが関係ない」と強豪に立ち向かった。四〜八回は1安打に抑える力投を見せ、バックも無失策で支えた。
 「周囲から『自分(森)のチーム』と言われたが、多くの支えがあって主将を続けてこられた。最後に抑えられなくて申し訳ない」。卒業後は就職して野球から離れるという。


2017年07月28日金曜日


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