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<高校野球宮城>東陵 小刻み加点 佐藤瑞が2打点

聖和学園−東陵 3回裏東陵2死二塁、佐藤瑞が中前適時打を放ち、2−1と勝ち越す

 【評】東陵が小刻みに差を広げた。1−1の三回2死二塁、佐藤瑞の中前適時打で勝ち越し。五回も佐藤瑞の適時打で1点を加え、終盤にも突き放した。聖和学園は一回に先制した後は打線がつながりを欠いた。

 ▽準々決勝(仙台市民)
聖和学園100000010=2
東  陵01101011×=5

<高橋国「仲間と野球ができ楽しかった」>
 聖和学園主戦の高橋国は粘りの投球を見せたが5失点。東陵打線に変化球をことごとく捉えられた。三回、佐藤瑞に許した勝ち越し打もスライダー。「甘く入ってしまった」と残念がった。
 「本当に終わったのかな」。試合終了直後は負けた実感が湧かなかったというが、準々決勝まで戦い抜いたことに達成感も感じている。「結果は悔しいけど、仲間と高校野球ができて楽しかった」と話した。

◎つなぐ意識徹底 打線に粘り

 5得点中4点を2死から奪った。東陵が打線の粘りで2年連続4強入りした。千葉監督が「しつこく攻めてくれた」と納得する巧みな試合運びを体現したのが渡辺、佐藤瑞の3、4番コンビだ。
 1−1の三回2死、渡辺が中前打で出塁し暴投で二塁へ。すかさず佐藤瑞が甘く入ったスライダーを中前に運び、勝ち越しに成功。五回も2人の連打で1点を加えた。渡辺は「自分が打てば(佐藤)瑞輝がかえしてくれる」と信じれば、佐藤瑞も「絶対にものにする」と応えた。
 4試合で23得点。1イニング当たりの得点は最大でも3。小刻みに加点し勝ち進んできた。主砲の佐藤瑞が「自分は『4番目の打者』」と言うように長打力に欠ける分、全員でつなぐ意識を徹底。2死から得点圏の走者をかえす想定で打撃練習し、打てなかったら全員でグラウンドを1周した。
 「多い時は5周続けて走ってつらかったが、最近は少なくなった」と渡辺。「(安打になりやすい)低くて速い打球を狙うようになった」と効果を語る。
 準決勝の相手は優勝候補の仙台育英。春の県大会準決勝では5−1で快勝した。「取れるアウトを取り、打線をつないでいく。それしかない」と千葉監督。持ち味を発揮し、春の再現を狙う。(原口靖志)


2017年07月28日金曜日


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