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<弘前ねぷた>人形型の魅力 僕がつなぐ 高校生制作「立体の躍動感味わって」

針金を使って人形を組む白取さん

 8月1日に開幕する弘前ねぷたまつりに、弘前南高3年の白取瀬凪(せな)さん(18)=青森県弘前市=が手掛ける人形型のねぷたが出陣する。1枚の扇で正面と背面の2つの絵を楽しめるなどの理由で、同まつりでは扇の形のねぷたが主流。白取さんは「躍動感ある人形ねぷたの良さも感じてほしい」と意気込む。

 白取さんは団体「必殺ねぷた人」に所属しており、小学3年から昨年まで扇ねぷたに武者絵などを描く絵師を担当していた。絵を立体的に表現したいとの思いから、人形ねぷた作りに初挑戦した。
 弘前市観光政策課によると、昨年の参加団体がメインに運行した本ねぷたは、扇型74台に対して人形型が4台。人形型の台数が少ない理由を、津軽錦絵作家協会の木村邦仙事務局長は「制作者が少ない人形ねぷたは技術の伝承が難しい。錦絵を描きたいために、扇の形にこだわる人が多いことも影響している」と語る。
 必殺ねぷた人の制作責任者を務める中川俊一さん(39)は「若者が新しいことに挑戦する姿には人を動かす力がある。これを機に、人形ねぷたに興味を持つ人が増えればいい」と話している。
 白取さんの作品は、同団体によって8月2〜7日に運行する予定だ。


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2017年07月28日金曜日


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