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<手倉森浩の蹴球浩論>カウンターの対策を

 J1仙台は6勝3分け9敗の勝ち点21で13位につけている。6月25日のC大阪戦から3連敗と調子を落としており、リーグ戦が再開する30日のホーム柏戦で快勝し、上昇気流に乗りたい。

<攻撃には手応え>
 渡辺監督は「バリエーションが増えている」と、攻撃に手応えを感じているようだ。確かに自分たちでボールを回し、強豪相手にもゴールを奪えるようになった。攻撃面は着実な成長が見られる。
 一方、守備はカウンターからの失点が多い点が気になる。不用意なくさび(後方)へのパスで、ボールを奪われてしまう。カウンターを受けないように、シュートまでいって攻撃を完結させる意識を強く持ちたい。
 攻撃時にボールを奪われたら、もっと早く自陣に戻る必要がある。ボールを失うとそのまま相手にドリブル突破を許し、守備のラインがずるずると下がって相手を自由にさせてしまう。体をぶつけてでも止める選手を、チーム内ではっきりさせておくべきだろう。
 リーグ戦は4試合連続で、先制を許している。気になったのが22日のプレシーズンマッチ神戸戦。この日も前半6分に先制された。
 渡辺監督は試合後の会見で「『前半は必ず(失点)ゼロで行け』と言って選手を送り出した」と話していた。気持ちは分かるが「失点するな」では選手がプレッシャーを感じ、自陣にこもる傾向になってしまう。いざ先制されると、簡単に立ち直れなくもなるだろう。実際、神戸戦は先制された後に加点された。失点した場合のことも想定し、選手が自信を持ってプレーできるような指示を出す選択肢もあった。

<DF古林に期待>
 夏は暑くてどうしても疲弊してしまうが、体力のある若手選手は2部(午前と午後)練習で技術を伸ばしてほしい。試合に立った時、練習の量が自信につながる。チーム状況が厳しい時に活躍するのが、出番が少ない若手の役目でもある。一生懸命練習して、次代の仙台を担ってほしい。
 23日にJ2名古屋から期限付きで加入したDF古林には期待している。「攻撃的な走るサッカー」の湘南の゙貴裁監督に鍛えられた。がんがん走って、敵にプレッシャーをかける良い選手だ。目標のリーグ戦トップ5に向けて、チームを再び活性化させてくれると信じている。
(日本サッカー協会ナショナルトレセン東北チーフコーチ)


2017年07月29日土曜日


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