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難解な津軽弁、AI翻訳研究開始へ 医療現場での実用化目指す

 弘前大は28日、なまりが強く方言の中でも特に難解とされる青森県の津軽弁を、人工知能(AI)で標準語に自動翻訳する研究を東北電力と共同で始めると明らかにした。患者との意思疎通が不可欠な、医療現場などでの実用化を目指す。
 津軽弁は青森県中西部の方言。単語が短く発音が標準語と大きく異なるため、地元の住民以外にはうまく聞き取れないことも多い。弘前大病院では、県外出身の医師や看護師が患者の言葉を理解できないケースがあるという。
 本年度の研究では、東北電コールセンターで通話を録音した音声6700件(900時間分)をAIで自動的に文章化し、標準語で要約するシステムの開発を目指す。
 さらに、津軽弁でも特になまりが強いとされる鰺ケ沢町の住民に協力を依頼し、会話を録音。解読精度の向上や、単語と文章のデータベース化を進める。将来的に、津軽弁を標準語に翻訳して音声や文字で伝える仕組みをつくる計画だ。
 研究の責任者を務める弘前大の柏倉幾郎副学長は「難しい津軽弁で実用化できれば、多種多様な言葉に応用できる」と成果に期待感を示した。


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2017年07月29日土曜日


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