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<南浜つなぐ館>移転オープン シアタールームを新設、震災伝承より詳しく

リニューアルオープンに伴い新設されたシアタールーム

 東日本大震災の記録や教訓を伝承する施設「南浜つなぐ館」(石巻市南浜町)が移設してリニューアルオープンし、現地で29日、記念式典が開かれた。施設を拡張するとともに展示内容を充実させ、震災について来館者により詳しく伝える施設に生まれ変わった。

 石巻南浜津波復興祈念公園の工事に伴い、従来の施設から約30メートル北東の盛り土した場所に移設。鉄骨平屋で、延べ床面積は従来の約2倍に相当する86.9平方メートルに広げた。
 シアタールームを新設し門脇・南浜地区の被害状況や、震災後の変遷を伝える映像などを上映する。地元住民らが提供した南浜町と門脇町の震災前の写真や、津波で被災した美容院の看板なども新たに展示に加えた。
 式典には関係者ら約20人が出席。同館を運営する公益社団法人みらいサポート石巻の窪木好文副代表理事は「全国で自然災害が相次ぐ中、震災の被災地からより多くの学びを発信したい」と話した。
 施設の拡充、移転費用は約800万円。整備費用の一部には「しんきんの絆」復興応援プロジェクトの助成金を充てた。住民が集う下屋を今後整備するほか、展示内容を充実させる予定で、不足する130万円分をクラウドファンディングで募っている。
 同館は2015年11月、門脇町にオープンし、16年4月に南浜町に移転した。開館は土日祝日の午前10時〜午後3時。


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2017年07月30日日曜日


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