秋田のニュース

<わたしの道しるべ>患者家族のケア充実を

◎宿泊滞在施設運営 滝波洋子さん(67)=秋田市

 難病を抱える子どもの治療のため、遠方から秋田市内の病院に通う親が休息や宿泊に利用できる滞在施設「あきたファミリーハウス」を運営しています。
 秋田県内で心臓病の子どもを治療できる医療機関は秋田市内の2病院だけです。遠方から通う親は心身両面のほか、経済的にも負担がかかっています。心が落ち着き、子どものそばにいられる場所として、病院近くのアパートの一室を低額で貸し出しています。
 活動の原点は、長女(34)が小学校入学時に心臓病と分かり、同じ境遇の親たちが集うグループに入ったことです。現在は自分の経験を基に、同じ悩みと向き合う親の相談にも当たっています。子どもの看病に付きっきりな親には、孤独感や疲れを癒やす長期的なケアが必要です。
 医療過疎が進む東北では、遠方に通院する患者らへの補助制度や支援施設を充実させるべきです。当事者と支援者の視点から支援を続け、行政や民間団体の垣根を越えたネットワークの構築に力を注ぎます。


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2017年07月30日日曜日


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