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<ベガルタ>ロスタイムに中野が同点弾、気迫が実る 連敗3でストップ

仙台−柏 試合終了間際、同点ゴールを決めた仙台・中野(中央)。アシストした仙台・石原(左)と抱き合って喜ぶ。右は古林(鹿野智裕撮影)

 「もう負けられない」。3連敗中の仙台の気迫が実った。0−1の後半ロスタイム2分。左奥に駆け上がったクリスランがゴール前に鋭いクロスを送る。敵に当たった球を石原が保持し、近くの中野へパス。「(GKの)股の間だけを狙った」。右足の内側で丁寧に放った中野のシュートはスタジアムを歓喜で揺らした。
 「その前のチャンスを生かし切れなかった」。0−0の後半16分、蜂須賀の右クロスをフリーで頭で合わせたが、バーのはるか上へ。「パスを出すか迷った。あの時間帯に決めていたら…」。連敗を止めた最大の功労者に笑顔はなかった。
 一つだけ、満足そうに振り返るのが守備面だ。「チームとして割り切ってリスク管理できた」。直近3試合の総失点は10。攻守のバランスを見直し、課題だったカウンターからのピンチを招かなかった。ボランチ三田も「攻撃時も守備のことを考え、ボールを奪われたらすぐ戻る。この意識が勝ち点1につながった」と納得の表情だ。
 守備重視の結果、攻撃の迫力が欠けたのは伸びしろと言える。大岩はチームの総意を代弁する。「この試合が今後のベースになる。最低でも今日(引き分け)のように戦えるよう、攻守のいいバランスを探っていく」。(狭間優作)


2017年07月31日月曜日


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