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<高校野球宮城>東陵攻めた 譲らぬ集中力 仙台育英耐えた 引き分け再試合

仙台育英−東陵 延長15回まで投げ切った東陵の先発・佐藤瑞
好投した仙台育英の2番手・西巻

 ▽準決勝

東  陵000000011
仙台育英000200000
   000000=2
   000000=2
(延長十五回規定により引き分け)


 【評】東陵が九回に追い付き、延長でも点が入らずそのまま引き分けた。東陵は2点を追う八回に1点を返し、九回1死一塁から目黒の適時二塁打で同点とした。佐藤瑞は2失点完投。仙台育英は先発長谷川がつかまったが、西巻、佐川の継投でピンチをしのいだ。

◎譲らぬ集中力
 攻める東陵、守る仙台育英。延長十五回の息詰まる攻防は決着がつかなかった。双方とも回を追うごとに攻守の集中力が研ぎ澄まされた好勝負だった。
 東陵は主戦佐藤瑞が1人で168球を投げ抜いた。十五回は打者を打ち取る度に膝に手を付くほど体力を失っていた。「こんなに投げたのは初めてで、逃げ出したいくらい」。苦境を仲間が支えた。
 十回2死二、三塁のピンチには角田が左翼への飛球を体を伸ばして好捕した。佐藤瑞は「みんなが励ましてくれた」と感謝。「次も監督に『行け』と言われれば行く」と力強い。
 対する仙台育英は厳しい展開を耐えた。九回に同点とされ、なおも2死三塁の場面で主戦長谷川から西巻主将に継投。「走者を本塁に帰さなければいい。気持ちで投げた」という強気な投球が光った。
 ピンチを三振でしのぎ、降板した十三回まで毎回安打を許しながら、厳しく内角を突いて後続を断った。十二回2死二塁で中前打を浴びたが、杉山の本塁への好返球で走者を刺して乗り切った。「気持ちを改めて100パーセントで臨めるよう、しっかり休みたい」と意気込む。
 試合終了から17時間半余りで、両チームは再び同じフィールドで相まみえる。
 終盤に勢いをつかんだ東陵の千葉監督は「普段通りに試合をするだけ」と自然体を強調。よく守った仙台育英の佐々木監督は「ダメージは大きいが、(選手には)『乗り越えてみようや』ということ」と反転攻勢を狙う。次も総力戦となりそうだ。(原口靖志、佐藤夏樹)


2017年07月31日月曜日


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