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復興歩む町PR 石巻・孫兵衛船競漕に町内会出場

声を掛け合いながら懸命にオールをこぐ「KDWKかどのわき」のメンバー

 石巻市の石巻川開き祭りが開幕した31日、恒例の孫兵衛船競漕(きょうそう)の予選会が旧北上川で行われた。女性向けのミニ孫兵衛船競漕には東日本大震災で被災した石巻市門脇町の町内会チーム「KDWKかどのわき」が初出場し、力を合わせてゴールを目指した。
 ミニ孫兵衛船は全長7.5メートル、8人乗り。KDWKかどのわきは20〜60代の女性が「目立つように」と花がさをかぶって船に乗り、懸命にオールをこいだ。
 コースは400メートル。スタートから対戦相手に後れを取って敗れたが、タイムは目標に掲げていた3分台の3分56秒。かじ取りをした千葉久仁子さん(46)は「力強い応援で元気が出た」と充実した表情を見せた。
 同市門脇町は震災の津波で大半の住宅が流失。土地区画整理事業で新たな街が誕生し、昨年6月、震災前に五つあった町内会を統合して新たな自治会組織「かどのわき町内会」を発足させた。
 門脇町の頑張っている姿を発信しようとミニ孫兵衛船への挑戦を決めた。7月に3回の水上練習を実施し、オールをこぐタイミングを合わせた。参加した遠藤佳子さん(63)は「みんなで結束し、楽しめたので良かった」と語った。
 孫兵衛船競漕は一般(12人乗り)もあり、43チームが参加。ミニは14チームが出場した。1日は一般の準々決勝から決勝、ミニの準決勝と決勝が行われる。


2017年08月01日火曜日


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