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<ほっとタイム>第二の古里忘れない 再来日、「宮城ファン増やす」

離任を前に宮城への思いを語るコルベットさん

 「海と山に囲まれた牡鹿半島の自然や、住民の気さくな人柄が大好きだった」。米国出身のスティーブン・コルベットさん(32)は東日本大震災を挟み、5年間を過ごした宮城県の思い出をかみしめる。
 コルベットさんは2009年、外国語指導助手として来日し、勤務先の石巻市で被災した。自宅は11年6月まで停電と断水が続き、周囲にがれきが散乱。「今帰るわけにはいかない」と志願し、その年の夏までだった任期を1年延長した。
 いったん帰国したが、宮城の友人と連絡を取り続けるうち、復興の力になりたいとの思いが高まった。15年に再来日し、宮城県の国際交流員として外国人観光客の誘致などを担当。今月下旬から自治体国際化協会(東京)に移り、引き続き日本と海外の架け橋となる。
 県から7月下旬に特別県民章を贈られ、みやぎ海外絆大使の委嘱を受けた。「宮城のファンを増やすことは震災が自分に与えた使命。第二の古里を絶対に忘れない」と胸に刻む。(報道部・鈴木悠太)


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2017年08月02日水曜日


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