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<高校野球宮城>総評/仙台育英、投打かみ合う 連合チームや女性監督もはつらつ

 宮城大会は仙台育英が決勝で東北を破って69チームの頂点に立ち、幕を閉じた。仙台育英は主戦の左腕長谷川を軸に投打がかみ合い、延長十五回引き分け再試合となった準決勝を含む全7戦を勝負強く勝ち抜いた。
 長谷川は全試合に先発し、計44回2/3を投げて被安打24、防御率1.01。序盤こそ制球に苦しんだが、決勝で1四球完投するなど調子を上げた。西巻、佐川の継投も決まった。チーム打率は3割1分3厘。3番山田が2本塁打を含む打率4割、9番長谷川も4割3分8厘と打線に切れ目がなかった。
 2連覇を狙った東北はチーム打率2割9分7厘、6試合の総得点は32ながら、決勝は好機で一本が出なかった。一方で投手陣は2年生の両左腕が安定。主戦葛岡が5試合25回1/3で防御率0.36の力投を見せ、古川原も先発の役目を果たした。秋以降の成長が楽しみだ。
 4強入りした残り2チームは主戦が力を発揮。東陵は佐藤瑞が準決勝で仙台育英を相手に延長十五回を完投して引き分けに持ち込み、仙台三は木村が準々決勝で仙台を完封する力投を見せ、ノーシードから勝ち上がった。
 他の選手たちの奮闘も熱戦を彩った。プロが注目する仙台の左腕佐藤隼は1回戦で名取北から18奪三振と前評判通りの快投。70キロの距離を越えて連合チームを組んだ加美農・伊具と県内初の女性監督が率いた涌谷は初戦で敗退したが、はつらつとしたプレーを見せた。
 日程の都合や天候不順が響き、仙台育英の代表決定が全国で最後となった。連戦の疲れが気掛かりだが、しっかり休養を取り甲子園に臨んでほしい。関係者には選手の健康面を考慮した日程にするよう再考を求めたい。(今愛理香)


2017年08月02日水曜日


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