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<大館・市立扇田病院>会計業務の不正防止条項なし 13年間ほぼ1人で担当

 秋田県大館市立扇田病院の委託先の元女性職員は今年4月に異動するまでの13年間、主な会計業務をほぼ1人で担当し、途中で委託業者が変わった後も勤務を続けた。会計業務の内容を熟知していると業者が信頼したため、不正の発覚が遅れた可能性が高い。
 市によると、元職員は2004年4月、ニチイ学館の従業員として同病院の会計業務に就いた。10年7月、東北ビル管財に委託先が変わった際、同社に医療事務の経験が乏しかったことから移籍した。
 数年前に同社が別の部署への異動を打診すると、「会計業務のために移籍してきた」と拒んだ。市は「人事権は委託業者にある」として対応しなかった。
 市と業者の契約には、会計業務に長期間従事させないこと、2人以上で当たるといった不正を防ぐ条項はなく、今年7月に公募型競争入札で契約を更新した際も加えていない。大本直樹院長は「再発防止策として今後検討していく」と話した。


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2017年08月02日水曜日


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