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<衆院選宮城>1、2区擁立急ぐ民進 仙台市長選で不在に

 野党共闘で7月の仙台市長選に勝利した民進党県連が、不在となった衆院宮城1、2区の公認候補選びを急いでいる。1区の郡和子氏(60)が新市長に当選し、離党して出馬した2区の林宙紀氏(39)が落選。解散・総選挙の時期が不透明感を増す中、一からの態勢構築を余儀なくされた形だ。自民党の両現職は、動向を注意深く見守る。

 仙台市内のホテルで7月27日にあった民進県連の幹事会。昨夏の参院選に続く連勝となった市長選について安住淳代表は「風が吹いたのではなく、力勝負で勝った。衆院の県内6選挙区で五分五分に戦える」と話し、手応えをにじませた。
 市長選で激戦を制した党県連だが、衆院1、2区の立候補予定者が共に名乗りを上げたため、一気に二つの空白区を抱えた。1区郡氏は2005年から比例復活を含めて4期連続当選。2区林氏も14年衆院選の雪辱を期し、支持を広げつつあった。
 党県連は今月から1、2区選出の県議、市議の意見を聴取し、擁立作業を加速させる方針。安住代表は「他党が自然に乗れる候補を立てる責任がある」と共闘路線の継続を示唆した。
 共産党県委員会は1区松井秀明氏(48)、2区佐藤克之氏(57)の両新人を擁立している。中島康博委員長は「共闘を進めるスタンスに変わりはないが、どの選挙区を明け渡すかは全くの白紙。現職の安住氏がいる5区を除いては簡単に譲れない」と強調する。
 社民党県連の岸田清実代表も「比例票の上積みを図るため、最低でも県内1選挙区には候補者を立てたい」との姿勢だ。仮に民進が候補者擁立にこぎ着けても、共闘への調整など越えるべきハードルは多い。
 野党の挑戦を受けて立つ自民党は、1区の土井亨衆院議員(58)=3期=、2区の秋葉賢也衆院議員(55)=5期=が着々と足場を固める。土井氏は初当選の05年から郡氏と計4回対決し、3勝1敗。郡氏が勝った09年以外は小差の接戦で、積年のライバル関係とされてきた。
 土井氏は「郡氏はきめ細かい活動で有権者に浸透し、手ごわい相手だった」と振り返り、「対立候補が代わることで気が楽になった」と本音を明かした。
 1区には日本維新の会の新人畠山昌樹氏(43)も立候補を表明している。


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2017年08月03日木曜日


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