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ドナー登録 輪広げる「宮城骨髄バンク」に改称、法人化 支援強化へ決意新た

献血ルームアエル20で宮城骨髄バンクが毎週金曜日に開いているドナー登録会=仙台市青葉区

 骨髄移植を広げるため提供者(ドナー)登録を呼び掛けてきた任意団体「宮城骨髄バンク登録推進協議会」(仙台市宮城野区)が一般社団法人化し、「宮城骨髄バンク」と改称した。登録者の維持拡大を図るため、社会的信頼性を高め、態勢を強化する考えだ。

 法人化と改称は6月に実施。今後は、出産直後のへその緒と胎盤に残る血液「臍帯血(さいたいけつ)」の提供も呼び掛ける。理事長には吉永馨・元東北大医学部長が就いた。
 協議会は1991年10月、吉永さんらが中心となって発足。宮城県内各地の献血会場で年間100回を超えるドナー登録会を開き、仙台市中心部で街頭パレードを行うなどの活動を展開してきた。
 国内のドナー登録基準は18歳以上55歳未満。上部団体の日本骨髄バンク(東京)によると、93年1月〜今年6月末、宮城県内では393人が骨髄や末梢(まっしょう)血幹細胞を提供、白血病患者らを救ってきた。
 県内のドナー登録者(6月末現在)は1万6870人。6月は新規登録者106人に対し、55歳の誕生日を迎えた52人が抹消され、純増は54人だった。宮城骨髄バンク理事の佐藤幸子さん(62)は「毎月、抹消数を上回る新規登録がなければ、総数が減ってしまう」と厳しい現状を語る。
 同理事兼事務局長の阿部洋一さん(58)は「ドナー登録が増えれば、患者さんとマッチングできる可能性が高まる。将来的には公益財団法人化を目標にしたい」と力を込める。連絡先は宮城骨髄バンク022(299)2450。


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2017年08月03日木曜日


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